マインドフルネスとは、今この瞬間に意識を集中し、評価や判断をしない心のあり方。
仏教の禅をルーツとする心身療法です。
過去や未来にさ迷いやすい心を「今ここ」にとどめ、自分の身体や呼吸を観察することで、
心の平安が得られ穏やかに自分らしい毎日が送れるようになります。
「マインドフルネス」発祥の地アメリカの心理学会では、
ストレス対策の柱として推奨され、企業や学校、刑務所などでも取り入れられています。
不安、うつ、苦痛などを抱える方がマインドフルネス瞑想を続けると、
脳内の情動回路(前頭前皮質と扁桃体、その間の島)の機能が活性化するため、
これらの症状が和らぎ心は安定します。
ヨガの実習中も、体・呼吸・心の状態に意識を向けて
リラックスしながら集中して行いましょう。
参考図書:「マインドフルネス ストレス軽減法」J.カバットジン著(北大路書房)
「知識ゼロからのマインドフルネス」長谷川洋介・貝谷明日香著(幻冬舎)
「マインドフルネス そしてACTへ」熊野宏明著(星和書店)